2008年02月12日

2007年ベスト・アルバム

今頃去年の話で恐縮ですが、これを書かないとスッキリしないのです。ベストテンはMM誌に書いたものと同じで、それの補足のようなものです。

1 ヴァーミリオン・サンズ/リヴァーブ・オーヴァーダブ
2 ボアダムス/スーパールーツ9
3 パンダ・ベア/パーソン・ピッチ
4 ジャッキー・オー・マザーファッカー/ヴァリー・オブ・ファイアー
5 あふりらんぽ/スートブレイコー
6 ブラック・ダイス/ロード・ブロウン
7 石橋英子+吉田達也/slip beneath the distant tree
8 バトルス/ミラード
9 ゆらゆら帝国/空洞です
10 青柳拓次/たであい

11位以下=大島輝之、アニマル・コレクティヴ、ビョーク、d.v.d、バイクモンド、木下美紗都、大友良英(サントラ)、サンバーンド・ハンド・オブ・ザ・マン、倉地久美夫、ワールズエンド・ガールフレンド

リイシュー=3/3、細野晴臣、ホルガー・シューカイ、クラスター、秋山邦晴、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、シャッグス、大滝詠一、メンフィス・ジャグ・バンド、コンプリート・スタックス/ヴォルト・シングルス

ライヴ=ヴォアダムス、ヴァシュティ・バニヤン、ヨ・ラ・テンゴ、オマー・ロドリゲス・ロペス・グループ、山本精一+芳垣安洋、ヴァーミリオン・サンズ、石橋英子+吉田達也、ONJO、コーネリアス、!!!
posted by デンスケ at 01:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

山精+ベネット

最近雪がよく降りますね。昨日(3日)は見事にドバドバ降ったので、「こりゃあフジロック用ゴアテックスの出番やんけ!」とか思って、外出する時それ履いてウキウキ意気込んで出かけたりしたんですが、外に出てみたら思ったより雪積もっていなくて、別にゴアテックスじゃなくても良かったじゃんって感じで、なんか軽くガッカリみたいな…。都会の雪は根性ないんですかね…。

で、3日、下北沢レディー・ジェーンで山本精一+サム・ベネット。去年スーパーデラックスで見た時はやたらとメチャクチャだったんですが、この日はほぼちゃんとしたデュオ・セッションで、なんか瞑想系アンビエントみたいな感じ。うーん、でも、ちとイマイチだったかも。長いインプロ・セッションなんかだと、長いのあんま意味ないっていうか、適当にやってる感じがしちゃって、そう思っちゃうとなかなか音に入り込んでいけないんですよね。

まあソロ・セットだと変態性丸出しで、自分のフィードバック・ノイズをバックに、アンプ通さないでペナペナシャリシャリした音を延々出すとか、いろいろおもしろかったんですけど。あとゲストのHACOとのトリオだとおもちゃっぽい感じで楽しめました。そんな感じですね。
posted by デンスケ at 03:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

円盤ジャンボリーとか

13日、渋谷ネスト。ほんとは3日間とも行きたかったんですが、仕事終わらず、結局最終日だけ見ました。「太鼓祭り」というテーマで、ドラマー同士でデュオとかそれ以上とかをやるっていう企画(にしては、ピアノ・トリオ編成で正統フリー・ジャズみたいなのやってたバンドがあったのはナゼなんでしょか)。

見た中では、ドラムスだけで超サイケデリックだった久下惠生+高橋幾郎とか、ドラムスだけで超ハードコアだったHIKO+和田シンジ+徳久ウィリアムとかがおもしろかったですね。6人のドラマーがハイハットとスネアのみでやる「6ハイハッツ6スネアズ」は、全員バラバラなことをやってひとつのリズムを生む、みたいなことやってて、実験性というところでは一番。それとトリの灰野敬二+一楽儀光+山川冬樹ってのは、役者が違うというか音の存在感が違うといいますか、「黙って聴け」ってな感じのストレートな迫力があって痛快でした。灰野のこんな真っ当にサイケなギター+絶叫を聴くのは久々な気がしたし。

うーん、でも、打楽器がテーマという字面以上のおもしろさは、いささか乏しかったかも。だいたいどれも打楽器アンサンブルの範疇というか、あんまりはみ出してない感じで、全体的にのっぺりした印象だったし。てか、それぞれの人がいつもやってること以上にオモロイ、っていうのがあんまなかったんですよね。まあちょっと期待しすぎだったかも、とも思うんですが。

あと全然関係ないんですが、今J-WAVEで木村カエラの「ジャスパー」がやたらとかかってて、なんかハマっちゃって、アタマん中でずっとループ状態なんですよね。いいですよこれ、卓球のファンタジックなメロディーがめっちゃいいし、適度にキュートなヴォーカルもズッパマリって感じで。木村カエラの曲では初めていいと思ったかも(てか他の曲そんなよく知らないんですが)。でもダウンロードしようかしらと思ったらまだ発売してなくて、発売日2月6日って、その頃にゃもう飽きてるような…。
posted by デンスケ at 03:31| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

豊田道倫

29日、渋谷ネスト。ワンマンを見るのは初めてだったんですが、良かったですねえ。1曲目の「UFOキャッチャー」の時点であーもう十分オッケーって感じでした。このバンドはすごくいいと思うんですが、なんつっても久下惠生のドラミングが最高。いきなり渾身のスネアが入るとか、やおらビートが走り出すとか、真っ当な8ビートの曲なのにスネア入れないとか、この人のひねくれっぷりというかオルタナ性みたいなのを、久々に存分に堪能した気がします。そのドラミングというのが、豊田の歌にあるねじれ具合とか変な感じとかってものを、音としてすごくよく表してると思うんですね。歌の世界にプレイで反応するってことで。豊田とこんなに合ってる人は他にいないと思いますね。

それと内田直之のミキシングがまた素晴らしくて、全体の音を膨らみがあって濃厚でアシッド臭のある音像に仕上げていて、これがまたいびつで、この人も豊田の世界をよく理解していたんだと思いますね。KYONも上田ケンジも含めて、シンガーとバンドという関係では理想的といえるんじゃないでしょうか。ゲストのヤマジカズヒデもいいプレイだったし。2時間以上の長いライヴだったのに、飽きることもダレることもまったくない、いいライヴでした。これが今年最後のライヴだったので、ビシッと締まった感じで実にいい気分。それでは良いお年を。
posted by デンスケ at 16:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

有馬記念

いやーマツリダゴッホとダイワスカーレットですか、くうーっ、おれマツリダもスカーレットも込みの5頭ボックスで買おうとしたんですが、この組み合わせだけは最後まで迷って、結局これだけ外しちゃったんですよね。スカーレットやや軽視だったんで。したら馬連2万以上やんけ! ああ、有馬くらいケチるんじゃなかった…。今年最後の競馬がなんともせつない結果になっちまいました…。まあ競馬ってそういうもんなんですけど。

しかし荒れましたねえ。久々に有馬っぽいレースだったと思いますね。直線になってもサムソンもウオッカも来なーい! マツリダまんまと逃げ切ったー! ってヤツで、この呆気にとられたまま終わっちゃった感こそ有馬でしょうって感じで。だからレース自体はエビショウしてやったりで痛快極まりなかったんですが、2着スカーレットあんなに粘るとは…。ポップロックとか来てくれればねえ…。ポップロックはもうステイゴールドとかみたいなもんで、G1勝てない運命ってヤツなんでしょうね。年明けの金杯でまた出直しっす。
posted by デンスケ at 16:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月17日

山本精一+KK NULL

年末進行キビシーな感じの昨今なんですが、ここんとこなぜかロック系のレヴューが多くてですね、ニルヴァーナ、ブルーハーツ、スターリンっていう、毎日そうゆう熱いヤツばかり聴いておりました。ニルヴァーナなんかファースト以外全部ですよ。もうね、やっぱロックだぜ!血湧き肉躍るぜ!僕パンク・ロックが好きだ!って感じで、もうギンギンになって書いてました。まあダントツに良かったのはスターリンの『ストップ・ジャップ・ネイキッド』で、こういう再発はもう偉業だと思いますね。

で全然関係ないんですが、15日高円寺ショーボートで山本精一+KK NULL。要するに「オントコ」で、共演はずいぶん久々なんじゃないでしょうか。最初の山本さんソロのノイズ・ギターが、闇の極みというか涅槃というか、相当に達観した世界で、ああ今日はこういうんですかと。それが後半の共演ではNULLのきらびやかなエレクトロ・ノイズが混ざって、現代音楽風みたくなって、ちょっと違う方向へ行きかけたものの、終盤に両者の絶叫バトルというすさまじいシーンがあって、もう奈落の底へ一緒にゴーみたいな感じで。あの徹底してダウナーな感じはちょっとすごかったですね。

最近の山本さんはライヴごとにプレイとか方向性とかが全然違ってて、見ていてすごくおもしろいんですね。「型」というものに固執しないで、いろんな手を繰り出してくるというところが、最近のこの人のおもしろさなんじゃないかと思います。型ってミュージシャンにとって大事なものだと思うんですが、それができて固執してしまうと、そこに埋没してどんどんつまらなくなっていくような気がするんですよね。てなことを考えたりしたライヴでした。
posted by デンスケ at 23:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月01日

d.v.d

渋谷ネスト。おもしろかったですねえ。ツイン・ドラムスと映像のコラボ的ユニットで、やっぱこういうのはCDやDVDとかよりライヴの方が断然おもしろいですね。ドラムスと映像とがシンクロしてるっていうところで、ドラびでおがやってることと発想は近いと思うんですが、あれとはまったく別物ですね。映像も音も数理的かつ幾何学的って感じで、かなり緻密に作りこんでいて、構造だけ取ってみればけっこう実験的なのに、難しい方へは行かずポップでダンサブルっていうのがいいです。映像もシンプルでありつつカラフルな色彩でポップだし。

映像担当の人がステージにいて、パソコン操るだけじゃなくて、時折踊りながら映像を動かしていくっていう、パフォーマンスっぽいことをやるっていうのもなかなか新鮮でした。音自体とかスタイル自体はそう新しいってほどでもないと思うけど、見せ方が斬新なんですよね。そういうんで楽しめました。その新鮮さを今後どれだけ持続できるか、というのが勝負っていう気もしますが。

それと3番目に出たマックス・ハート、初めて見たんですが、いやもう最高。ギターとリズム・ボックスみたいなのの男女デュオで、変なエフェクトかけたおもちゃっぽい音とか、ズレまくりのアンサンブルとか、女の子の方の下手なアイドルっぽい振る舞いとか、もう全編脱力しまくり。最後にカラオケで踊りながらダフト・パンクを歌うってのが、また見事なトホホっぷりで素晴らしい。テキトーに遊んでますってな無意味っぷりがたまらんって感じでした。

全然関係ないんですが、今日、大竹伸朗『全景』のカタログが届きまして、話には聞いていたけどすっごいですねこれ。もんのすごく重くて分厚くて、広辞苑どころじゃなくて、こりゃもはや「本」じゃなくてオブジェっていうか、「枕」ってか「腰掛け」っていうか。置き場所に困るって感じで。ページめくるのもひと苦労だから、まだロクに見ていないです。
posted by デンスケ at 02:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

ROVO〜アンダーワールド

24日ライヴ2連チャンで、まず恵比寿リキッドでROVO。新曲中心のセットでしたが、その新曲は概して展開の少ない、平坦っぽい曲が多かったですね。なんか「展開しちゃダメ!」みたいな、一個のアイデアで押し切っちゃうような感じで。特に山本さんのファンキーなギターをメインにした、ミニマルでアンビエントな感じの曲がツボでした。アルゼンチン一派とのライヴ以降、こういう曲が増えたような気がしますが、個人的にはそれが新鮮でしたね。

終了後幕張へ移動、幕張メッセでアンダーワールド。つうかこれはもうエレグラですよね。わたしゃエレグラ好きでしたから、お祭り気分で見に行きました。アンダーワールドはおととしだかの3時間ライヴでずいぶんガックシきた覚えがあるんですが、今回は良かったんじゃないでしょうか。前半の新作からのセットが、新作特有のストイックでダークな匂いを放ちつつ、ちゃんとグルーヴ強化してダンサブルでもあるといういい塩梅で、なんか無理してない感じがして、すんなり入っていけたんですよね。今のあの人たちのリアルな感じなんだろうなと思うし、あの新作をこういう大会場でやるというところでも、実に絶妙な落としどころだったんじゃないかと。

まあ後半は例によって至福感ありまくりの大団円でしたが、それもけっこうフツーに楽しめたりしました。カール・ハイドのパフォーマンスも、以前に比べると幾分切れ味鈍り気味な感じは否めないものの、それでもこの人が元気に動き回っていると自然と楽しくなりますね。たぶん近年のこのユニットでは一番良かった気がします。

4時過ぎには帰ったので、全体の半分くらいしか見てないんですが、ステージひとつしかないし、音楽的にもそんなに幅ないし、実際はやっぱエレグラとは違いましたね。まあ気分だけ楽しみましたって感じでしょうか。うーん、またエレグラやんないかなと思うんですけど。
posted by デンスケ at 06:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

リミエキとか

下北沢ベースメントバーで、リミエキとかズボンズとかフォーク・イナフとかいろいろ。リミエキは復活してから初めて見たんですが、前より複雑な構成が多くなってるかもとか、ベースうまくなってるかもとか、ユカリの早口ラップの曲が増えてるかもとか、そういう新しい印象がチラホラと。まだ構築途上というか模索中な感じはしましたけど。でもこのバンド特有の元気なところとかガーッて行く快感とかはそのままで、ああこの感じ、みたいなのは確実にありました。

それと最後に出たズボンズがね、やっぱグッときちゃうんですよね。音楽的にはしごくマットウなロック〜ファンクなのに、あんなにどす黒くてぶっとくて濃厚な音になるっていうのは、なかなか出せるもんじゃないと思いますね。一体感とかアンサンブルの良さとだけで押し切っちゃってる感じ。そういうところで、ちょっと!!!に通じるものがあるような。音楽性は違うけど、音像の感じとか有り様がすごく近いと思うし、落としどころが結局はロックだろ、みたいなところとか。そう思うと!!!のアホらしさとかユーモアとかはズボンズにはないから、こっちはちとマジメすぎるのかも、とか思ったり。でもほんと憎めない、いいバンドだと思いますね。
posted by デンスケ at 02:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

植草甚一

世田谷文学館で植草甚一の企画展をやっていて、もうすぐ終わってしまうようなので、見てきました。まあ規模自体はさほどのものじゃないんですが、初めて見るものばかりで楽しめました。なんつっても一番おもしろかったのが手描きのハガキ。友人とかに出したヤツで、やたらといっぱい展示してあるんですね。必ずコラージュやイラストが入ってて、どれもめっちゃポップでユーモラスだし、味ありまくりの彼の直筆の字も含めて、1個のアート作品って感じ。大竹伸朗のスクラップブックとかもそうだけど、こういうミニチュアなメディアっていいですね。小さくて限られてるからこそおもしろいというか、そこに宇宙があるみたいな。なんか豊かでいいなあっていうか。

この人って、なんとなく荒木経惟に近いイメージがあるんですよね。年取っても元気で、バイタリティがあって、やたらとよくしゃべって、好奇心が強くて、自由な感じがして、飄々としてるけど言うことはスルドイみたいな、そういうところ。背は低いけどインパクトあるっていう風貌もそうだし。まあ荒木はともかくとしても、やっぱ「自由で豊かな人」というのを改めて感じましたね。企画展の図録(内容濃くてビックリ)を買って帰りました。
posted by デンスケ at 03:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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