2008年02月15日

ポリス

13日、東京ドーム。初ポリスだったわけですが、なんかいろんなことを考えてしまったライヴでしたねえ。

初期の曲と後期の曲との差がかなり激しかったと思うんですよね。初期の曲は、テクニックは申し分ないしアンサンブルもいいんだけど、ユルいというか一体感に欠けていて、どうもガツンと来ないんですね。往時の迫力がない。そのぶん、インタープレイを長く取って、ギター・ソロとかスティングのフェイクとかで見せ場を作るという、ジャムっぽい方へ行っていたんじゃないかと。そうするしかなかったのか、それとも好んでやっていたのかは、よくわかりませんが。

まあ今の彼らに往時みたいなアングリーな精神性があるわけないんだから、こういう風になったのは当然っちゃ当然だと思うんですけど。でも、もうどうやっても昔のような音は出せない、出したかったとしても出せない、ということを露呈したともいえるような。スティングが高音出なくて、キー下げて歌うしかなくて、それでも苦しそうに歌っていたことも含めて、ここまでが精一杯みたいな。それがなんか、見ていてせつない気分になったりしましたね。

一方後期の曲だと、アレンジそのものをだいぶ変えていて、特に「アラウンド・ユア・フィンガー」とか「ウォーキング・イン・ユア・フットステップス」とかは、ドラムスがいろんな打楽器使ったりギターのフレーズを工夫したりして、ちょっとサイケっぽい音像にしていて、なんか遊んでるみたいな。おれはこっちの方が全然良かったです。なんも無理してない、今の音って感じで。

だから総じていえば、サポートを入れず3人だけにこだわったことで、良くも悪くも、今の3人というのがストレートに出たライヴだったといえるんじゃないでしょうか。モロモロ包み隠さず見せてるって感じで。たとえばストーンズみたくサポートいっぱい入れたようなライヴだったら、そりゃやっぱつまらなかっただろうし。メンバーもスティングはいささかかったるそうに見えたものの、他の2人はすこぶる元気だったし、楽しんでやってる感じがしたし。そういうんで、スゲー良かったというわけじゃないけど、後味は悪くなかったです。

あと余談。アンディ・サマーズはほとんどストラトで、テレキャスは中盤の数曲でしか使ってなかったけど、やっぱテレキャスの線の細い音の方がポリスらしいと思いましたけどね。ストラトでゴリゴリな感じでソロ取ったりするっていうのは、なんか違うなあっていうか。大会場映えする音ということで、テレキャスのペラペラした音よりストラトの太い音を多用したっていうことなんでしょうか。そういうところとか全体的な音質も含めて、もっと小さい会場で見たかった気もしますね。
posted by デンスケ at 00:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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