2005年12月16日

MONO

 渋谷クアトロ。このバンドはもうかなり前、5年くらい前にロフトでのなんかのイヴェントで見て以来。まあモグワイみたいな、ギター中心に感情の高ぶりを直線的に表していくような感じのバンドで、でも最新作はそういうところばかりじゃない、フラットだったりメランコリックだったりという部分もあって、けっこう変わってきてるんだなあと思ったのだけど。でもライヴだとそんなに大きくは変わっていないという印象。ライヴ中盤あたりでずっと平坦な曲をいくつかやった以外、だいたいは静と動のコントラストを強調したような曲が多くて、ハイライトも轟音でどんどん上がっていくような感じ。海外ツアーが多いバンドなので、海外だとそういう陰か陽かをはっきりさせた方がわかりやすくて伝わりやすいんだろうな、とか思ったり。

 こういうタイプのバンドって、「ホレここで泣け!」みたいなあざとさを感じてしまうと一気に醒めてしまうんですね。まあこの日もそういう部分がないわけではなかったんだけど、でもあまり熱い方へ行くんじゃなくて、クールでストイックな面持ちを終始保っているのが個人的には良かったです。なんか、ずっと荒涼とした感じが続いているような。そういう部分は中心人物である後藤のギターに依るところが大きくて、まあ彼の感情表現みたいなものが大部分を占めるバンド、ということがよくわかった。

 それと音がすごく良かったです。エンジニアがいいからなんだろうけど、平坦なところでは響きを重視してスネアの鳴りがめちゃめちゃ良くて、ギターが轟音になって爆発みたいになるところでは、後藤のギターを空間いっぱいに広げて、他の楽器は不明瞭に聞こえるくらいになって、はっきりしているというか大胆でいいなあと思った。このPAはこのバンドにとって相当に重要でしょう。最近ではこれだけ音のいいライヴはちょっとなかったかも。だから全体的な印象は悪くはなかったです。
posted by デンスケ at 02:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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