2006年09月15日

二階堂和美

14日、渋谷クアトロ。サケロックのリズム隊とのトリオを基本に、サケロック、渋谷毅、テニスコーツの各メンバーが1曲ごとに加わっていって、やがては全員揃うという流れ。彼女の歌にこれだけのバックが付くのを見たのは初めてで、今までは多くてもせいぜい渋谷毅+外山明というくらいで、そういう人たちとマトモに渡り合うくらいだから、単なる伴奏だとつまらないなあとか思っていたんですが。でもこのリズム隊というのがなかなか良くてですね、でしゃばるわけでも伴奏に終わるわけでもない、いい塩梅のプレイで、適度なジャズ的感覚を持ってるという感じで。大人数で賑々しくやるのも良かったけど、個人的には最初のこのトリオでもうオッケーって感じでしたな。

で、それ以上に良かったのが渋谷毅のピアノだけ、二階堂ハンドマイクで歌った「レールのその向こう」でありました。やっぱりこのデュオが一番いいです。結局この人の個性が最も見えやすくて、本質的な良さを最も引き出しているのは、あのピアノだよなあと。一緒に歌ってるみたいな感じと、歌を支えてるって役割と、その両方を持ち合わせているピアノじゃないかと思うんですね。彼女のヴォーカルは、(前にも書いたけど)歌うたびにその時生まれたみたいな鮮度の高さが常にあって、だから同じ曲を何度聴いてもおもしろくて、そこが矢野顕子と通じると思うんだけど、そういうことを最も感じるのが渋谷とやった時なんですよね。ほんとこの曲は絶品中の絶品でした。

まあ他にも、カエル系ダミ声を連発したかと思うといきなりラブリーな声で歌謡曲チックに歌ったり、初めて聴くようなシャウトがあったりとか、なんかもう縦横無尽って感じで、ヴォーカルの自由度の高さはすごかったですね。うーん、最近のこの人は見るたびに良くなる、というか凄味が増してるような気がしますね。ベタボメしてますけど、やっぱ今一番おもしろい人だと思うんで。


posted by デンスケ at 23:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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