2005年11月30日

エレクトラグライド

 25日。昼間、京橋で『オリバー・ツイスト』とゆう映画の試写を見ました。非常に重厚でシリアスな映画なのですが、そのわりに見終わった後なんも残らなかったという感じ。

 で、夜はエレグラ。去年はLCDサウンドシステムとか!!!とかあってなかなか楽しかったのですが、今年はなんつうか、別になんだかなあっていうか。見たのはオウテカ、クリス・カニンガム、アンダーワールドだけ(あとケンイシイとエイドリアン・シャーウッドも少々)だったし、なーんかどれも今ひとつだった。強いていえばカニンガムでしょうか。映像そのものとか音楽そのものとかは別にそんな斬新でもないと思うんだけど、映像と音楽のシンクロが絶妙。男女殴り合いのヤツとかヒットラーのヤツとか、リーディング風も含めてよくあそこまで合わせるもんだと感心。

 アンダーワールドは「先に3時間ありき」って感じで意味なく長く後半以降ずっとダラダラしてて、なんかいい加減飽きました。すでに終わってるユニットをこれだけ長い時間見るというのはつらいです。他見れば良かった。とか言いつつ、久々に踊ってしまったし、例の3枚組ライヴ盤は「会場内限定」に惹かれてしっかり申し込んでしまったのですが。つって到着してもたぶん聴かないような…。

 あと今年はゴミがひどかったですね。感じとしては去年以前より飛躍的に汚くなった気がします。それと歩きタバコがやたらと目に付いたし。まあ自分も人のことなんか言えたモンでもないけどさ、今年はちょっと許容の範疇外だったんじゃないでしょうか。「エレグラ=お祭り=おとがめなし=なんでもアリ」みたいに捉えてるアホウが多かったんじゃないですかね。
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2005年11月25日

エンケン

 昼間、仕事で『博士の愛した数式』という映画の試写を見ました。内容はまあ微妙って感じでしたが、にしても深津絵里!全編エプロン姿!ああっ、素晴らしい!!

 で、夜、スターパインズカフェで遠藤賢司。この人を見るのは2〜3年ぶりだと思いますが、いやあ、やっぱり年1回くらいは見なきゃダメだなと思いましたね。歌の生命力とか迫力とかエネルギーとかが、並のヤツとは格段に違いますよ。しかもこの日は前半弾き語り、後半バンドという編成だったから、エンケン個人のパワーとバンドとしてのパワーと、それぞれで違うということが確認できた。バンドでの「外は雨だよ」なんて、弾き語りとはまた全然違う迫力だなあと思ったし。

 開演前になんのこっちゃい西山氏と偶然会って、チャイナさんの話をしみじみしたりして、その後だけに、こういう「生きてる」歌とか音とかを浴びるように聴くと、なんていうか、元気出るっていうか、前向きになるなあって思った。「おれはちゃんと生きてるぜ」って言ってるみたいっていうか。最近よく思ったりするんだけど、「生きてる」ってすごいことですよ。そういうことを感じさせてくれる人ってあまりいないから。
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2005年11月21日

村八分ボックス

 買ってしまいました。別に村八分そんなに好きってわけでもないのに、2万1000円もするのに。山口冨士夫本読んだあたりからもう買う気になってしまって、まあこの手は去年のはっぴいえんどとかと同じで、モノとして欲しいというか、買っておかないと後悔しそうというか、なんだかんだ言って買ってしまうんですね。で、どうせ買うと決めたんならアマゾン(安い)とかタワレコ(ポイント)とかセコイこと言っていないで、ここはドーンとユニオンでしょう!ってんで、新宿ユニオン・インディーズ館で購入、ボストンバッグ(どう考えても使い道ないですね)とポスターの豪華オマケ付き、それらを普段はあまり見ないデッカイ紙袋に入れてくれました。なんか買っててちょっと恥ずかしかったです。

 しかし2万1000円ですよ2万1000円。はあー、ホントに買う必要あったのかしらとか、買った後に満足感と喪失感が交錯するボックス購入特有のアンビバレントな感情にさいなまれたのですが。しかーし、家に帰って中を開けてみると、これはなかなか、や、かなりリキ入ったブツですねえ。ヴェルヴェット生地の箱とかレイアウトとか『ライブ』の紙ジャケとか、このバンドらしいというか70年代前半の匂いがプンプンした作りですね。しかも1枚目の音がいいのにもビックリ。こんなにチャー坊のヴォーカルがガツンと来る音で聴けるなんて、初めてです。ま、1枚目後半からガクンと音悪くなりますが(まだ1枚目しか聴いていません)。まあいずれにしてもとても丁寧に思い入れたっぷりに作られた、非常に秀逸なボックスといえましょう。値段に見合うといいますか、満足であります。

 全然関係ありませんが蛇足。最近なんかの雑誌で「新宿ユニオン・プログレ館には、場に似つかわしくないすげえかわいい子がいるらしい」って話を誰かがしてて、おれはその子は知らないのだけど、本館6階アヴァンギャルド・フロアに、場に似つかわしくなくやたらと愛想のいい子がいますね。なんかいつもやたらと元気よくて「シガー・ロスの特集やってますから見ていってくださいね〜」とか言って、かえって引いてしまうというか。その子がかわいいかどうかはよく覚えていません。インディーズ館の子は愛想悪いけど。場に似つかわしいって感じで。
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2005年11月17日

また湯川潮音

 溜池の東芝EMIで取材。ライヴは何度も見たけど、取材は初めてです。彼女にとっての「ポップ/ポップスとはなんぞや」みたいな話が中心で、なかなか興味深かったです。「A→B→サビときて、せっかくそこまでいい流れできたのに、どうしてまたAに戻るのかわからない」ということを言っていて、それってずっと前にASLNの取材で益子さんが言っていたことと同じで、表層的にはポップスだけど考え方とか根底にあるものとかはわりと非ポップス的な人なんだなあと。まあ音楽の原体験がポップスじゃないから当然なのだけど、それにしてもその話に限らず、資質としてけっこうアヴァン寄りなものを持っているみたいですね。それだけに今ポップスをやっているのが逆に新鮮らしい。予想よりもずっとおもしろい取材でした。

 湯川のマネージャーのMさんはけっこう前からの知り合いなのだけど、湯川の仕事で会うのは初めてで、なんだかこんなたいそうな会議室で会うのは不思議な感じだった。彼女と会うのはいつも高円寺の喫茶店とか下北のライヴハウスとかばかりだったから。
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2005年11月15日

MONO+world's end girlfriend

 のコラボレーション・アルバムのライナーを書きました。発売は12月ですが、レーベルのサイトにはすでにアップされています。ご興味があればご覧下さいませ。↓

http://tenyears.kir.jp/humanhighwayrecords/artists/liner/1023.htm
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2005年11月14日

湯川潮音

 11日、新宿ロフトで湯川潮音(スペースシャワーのイヴェント)。なんだかここのところ見るライヴは女性ヴォーカルばっかり。4連チャン。

 見るたびに編成が変わる人ですが、この日は鈴木惣一朗を含む4人編成で、これが固定バンドっぽい感じ。鍵盤じゃなくハープを入れているのが彼女の声とか世界観に良く合っていると思うし、わりと守備範囲も広いようで、いろんなアプローチに対応できるのも強みでしょう。ジェームズ・イハ参加の新曲もやっていて、CDほどじゃないけどかなりロック寄りな音で、やっぱそれが一番新鮮だった。この人の場合アカペラでもオッケーなくらいの声だから、演奏が繊細ならそれでいいってわけでもないので、ああいう激しいアプローチもあった方が、より個性が生きてくると思いますね。
posted by デンスケ at 03:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

空気公団〜アヤコレット

 さっきまでアジアシリーズを見ていたんですが、こうゆう大会でも胴上げってするのね。まあ当然っちゃ当然か。しかしバレンタインの胴上げってこれでもう3度目だよ。わずかひと月の間に。もう見飽きたよ、そんなに何度もすんなよ…。あーなんか、ロッテというチームとかあのユニフォームとかバレンタインとかに対して、自然と拒否反応を起こすようになった気がする。トラウマっつうか。

 で、10日のことですが、まず渋谷PLUGで空気公団。山崎ゆかりは相当に緊張していたらしく、1曲目の途中で歌うのをやめてしまったりしたのだけど、ヴォーカルそのものは素晴らしく良かったです。ふくよかで艶やかで、声の伸びや広がりも申し分なく、アルバムよりも断然いい歌声だった。やっぱりこの人の歌声は生だといっそういいですね。淡々とした発声なのに、感情ではなく声のもつ力だけで押していくことができて、しかもふくよかさのある声というのは、やっぱりすごく希有なヴォーカリストだと思いますね。

 しかしバンドの方は今ひとつ。アルバムでは以前のバンド・ダイナミズムが払拭されて、いい感じに繊細な演奏だったのに、ライヴだとやっぱりダイナミックだった。特にドラムスのアタックが強くて、時にヴォーカルをかき消してしまうし、PA的にもリズム隊をやたらと強調していて、ギターが妙に引っ込んでいるのもちょっと不可解。先日の取材でもそういう音の強さの問題とかの話をしたのだけど、ライヴだとなぜかガツーンとなってしまうのが、解せないというか不満というか。

 終了後会場内でお会いした某同業者に誘われて、吉祥寺へ移動、スターパインズカフェでアヤコレット。これがまたいいライヴでした。この人は即興的要素が多いから当然だけど、やっぱりCDよりライヴの方が断然いいですね。イキイキしてるというか、生命力が全然違う。それに、ツキノワのメンバーを含む4人編成のバンドがまた良くて、即興でもなく伴奏でもない、プレイヤーが曲自体に対して解釈を与える、というようなスタンスの演奏で、声と音の関係性が絶妙だなあと思った。まあそういう、声の力とか声と音の関係とかをいろいろ考えさせられるライヴ2本でした。
posted by デンスケ at 23:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月11日

さがゆき+大友良英

 9日、新宿ピットイン。中村八大トリビュート・アルバムのレコ発で、アルバムがすごく良かったので期待していたのだけど、うーん、ゴメン、おれさがゆきってダメだわ。まず生理的にダメ。「たくさん人が来てくれたので浮かれてる」状態だったらしいけど、ずっとニヤニヤソワソワしてて、曲間になるといろんなメンバーとダラダラ話してて(時に大友がそれを制したりする)、つまりリハみたいなユルいムードが終始漂ってて、緊張感なんてほとんどない。さっさと曲やれよって感じで、なんだか見ていてイライラした。だいたいおれ、こういう内輪ノリみたいなのって嫌いなんですよ。

 まあ曲自体はちゃんと歌ってて、うまいはうまいんだけど、声域が狭く声量もそんなになくて声が伸びないから、迫力に欠ける。渋谷毅とのデュオはさすがに見事だったけど、それにしたって(アルバムと違って)渋谷のプレイに負けている気がしたし。即興は悪くはなかったから、たぶんポップスには合わない声なんじゃないかなあ。

 演奏の方も個々のプレイはともかく、この日だけの編成(渋谷入れて8人)だったからなのか、アンサンブルが今ひとつ。それをさがゆきの緊張感のなさのせいにしてしまうのも危険だとは思うけど、でも全然無縁だったとも思えない。総じて、アルバムを上回るものはひとつもなかったです。

 まあとか言いつつ、会場内でこの作品がオマケCDR付きで売っていたので、ついつい買ってしまったんですけど。なはは。
posted by デンスケ at 11:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

エンケン映画

 8日に見てきました。いやもうかっちょいいよエンケン、男だよエンケン。なんつうの、チマチマした音楽聴いたり、それでチマチマした原稿書いたり、そうゆうことがもうアホらしくなるくらい、ブッ飛んでて突き抜けてて痛快極まりない映画でした。やっぱ結局、ストレートが一番強いってことなんだなあと思った。巨大ミラーボール、富士山アンプ、ボロ自転車、コタツ、縁側、バス停、全部最高。
posted by デンスケ at 10:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

ROVO2デイズ

 5日と6日、恵比寿リキッド。5日は旧曲中心だったが新曲が1曲。これが変則ファンクって感じの曲で、ミニマルにじわじわ攻める感じでなんともエロい。ROVOで初めてエロとか色気とかを感じました。6日はこれも新曲の40分の組曲をやって、こっちは“シルクロード巡礼”みたいなイメージで、難行苦行を経てやがて光の海に達する、とでもいうようなストーリー性のある曲。総じて両日ともジャム色が濃く、かつスピリットを前面に出したハードな演奏、という印象。

 チャイナさんのことですが、話を聞いてから(最初に伝えてくれた方、どうもありがとう)、無性に腹が立ってしょうがないです。語弊があるのは承知だけど、死にゃあいいようなヤツなんて世の中にゴロゴロいるじゃん。そういうのがのうのうと生きていて、なんであんないるべき人がいなくならなくてはいけないのか。おれにはわからんよ。神も仏もないのかよ。くそったれが。
posted by デンスケ at 07:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

ジョアンナ・ニューサム

 10月27日、O-Westでジョアンナ・ニューサム、スモッグ、54-71、テニスコーツ。もう1週間以上前のことなんですが、やっぱ書いておかないとスッキリしないので。

 ジョアンナ・ニューサムは、やっぱパーカッシヴに弾くハープがすごく独特ですね。低音側のプレイなんかかなりグルーヴがあるです。特に、リーディング風に言葉をたたみかけるヴォーカルと、グルーヴィーなハープとが一緒になって転がっていくみたいな、ヒップホップ的な曲がすごくおもしろかった。かなり新鮮でした。でも全曲おもしろいかというとそうではなくて、アコギみたいなフツーのプレイだと別になんてことはなかったし、あからさまにビョークな曲がいくつかあったのも萎えたし。ちょっと期待しすぎだったというのもあるけど、“ハープの弾き語り”という字面以上のものを、もっと見たかった感じ。でもまあ、MCとかかわいらしかったし、ちょっと舌足らずなヴォーカルも個性的で、印象は悪くはなかったです。

 それと驚いたのが54-71。ずいぶん久々に見たけど、こんなんになってたんですね。ギターが抜けて3人になって、ヴォーカルが歌わずに鍵盤+シーケンスをやるインスト、ってスタイル。その鍵盤がめっちゃエグイというかストレンジで、以前よりもポップ度・ヒップホップ度後退、キッチュ度増量って感じになって、おれはこっちの方が好きですね。それとヴォーカルの人、上半身裸+白いズボン+白い帽子ってないでたちで、なんだか横山剣みたくなってて、これまたビックリ。いやなんか、ずっと唖然として見てました。
posted by デンスケ at 05:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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