2005年09月22日

渋谷毅イヴェント

 18日深夜、吉祥寺スターパインズカフェで、『月下楽遊』という渋谷毅企画のオールナイト・イヴェント。おれはゲストの二階堂和美目当てで、あと外山明がいっぱい出るらしいし、なんかおもしろそーってな程度でチャリでフラリと見に行った、という感じです。

 その外山明は全部で3つのユニットに出たのだけど、やっぱこの人のドラミングはすごいですね。彼のアタマの中には、他の人とはまったく別のタイム感やビート感が存在するとしか思えませんね。間の取り方とかハイハットの使い方とかすごく独特だし。デューク・エリントンの曲をやる渋谷主宰のユニット「エッセンシャル・クリントン」なんか、他の人はかなり整合感のあるメロディアスなジャズをやっているのに、この人だけリズムをハズして突っ走ったり全然関係ないオカズ入れたりするのね。それで全体としてはいびつに歪んだジャズになってる。渋谷側にすれば、そういう異質なものを求めているんでしょうね。

 二階堂和美は渋谷、外山とのトリオで、いやもう素晴らしかったです。2人とも彼女の歌に対してデリケートに反応して、控えめではあるけれどニュアンスに富んだプレイで返して、二階堂がまたそれに応えるという感じ。歌もどんどんテンションが上がっていって、幅広い音域をフルに使って、すごくいいコンディションだったし。歌が絶対的な中心にありつつ、他の音が各自の解釈を与えることで歌がより豊かに広がっていくという、その関係性が見事だったと思いますね。やっぱ彼女の場合、しっかりとしたメロディーがありつつヴォーカル・スタイルの自由度が高いから、他の楽器が入り込む余地があるんでしょうね。そういうとことで考えると、この2人というのは理想的なメンツだったんじゃないでしょうか。

 しかし深夜0時30分に始まって、終わったのは6時20分くらいで、丸々約6時間というのは疲れたわー。途中で帰ろうかとも思ったけど、最後の2時間くらいは半ば意地んなって見てました。でも、トリの渋谷オーケストラのゲストで出た金子マリの歌がめちゃくちゃ良くてね、それだけでも最後までいた甲斐があるってもんです。この人、年取るごとにいい声になってますねえ。単にしゃがれてるっていうだけじゃなくて、まろやかさとか粘っこさとかもあって、要するに深みのある声なんだよね。なんか、久々にジャニス聴きたくなりました。
posted by デンスケ at 03:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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