2005年09月18日

オルケスタ・ナッジ!ナッジ!

 新宿ピットイン。メンバー10人全員打楽器のユニットですね。これまでの芳垣さんの流れで言えば、行き着くべくして行き着いたような必然のユニットだと思うのだけど、大所帯パーカッション・アンサンブルという字面だけに寄りかからず、いろんな試みをやっているところが彼らしいです。

 当然のごとくラテン〜アフロのポリリズミックなグルーヴものというのが核であり、最もこの編成を生かしていると思うんだけど、そこだけにとどまっていないんですね。ガムランとかエスノっぽいのとか、全員が同じ楽器(名前わかりません)を鳴らすアンビエントっぽいのとか、岡部さん所有のよくわからない打楽器が次々に出てくる曲とか、とにかく曲ごとにいろんな楽器が出てきてアプローチも全然違う。いやもう圧倒されまくり。全体のアンサンブルも見事なもんでした。

 打楽器のみというのは縛りのように見えて、実はすごく自由度が広がるなあと思った。あそこに弦楽器や鍵盤楽器があると、かえって型にはまって邪魔しちゃいそうだから。だからやっぱ、打楽器アンサンブルの可能性を追求するってところがあるんだろうし、そういうところがライヴを見ると実に明瞭に感じられましたね。

 まあ個人的には、10人という大所帯ならではの真性ポリリズムとか逆にいっせいにユニゾンになるところとかが、最も快感だったりしたんだけど。やっぱアタマじゃなく体が直接反応するからね。野外のレイヴとかで、あのグルーヴで延々1時間とかやってくれたらスッゲー気持ちいいだろうなあと思ったけど、前述したようにそうはならないところが芳垣さんたる所以ってことでしょう。

 こういう新鮮な驚きのあるライヴというのは、ヴィンセント・アトミクスを初めて見た時と同質のもので、やっぱ今の芳垣さんはすごくクリエイティヴだと思いますね。
posted by デンスケ at 06:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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